第4回目は、上場企業でも利用されている無料の請求書作成管理サービス「Misoca(ミソカ)」です。インタビュー取材にご対応していただいたのは、代表取締役社長 豊吉隆一郎さまです。

キーワードはFintech

Q:Misocaの重要なキーワードについて教えて下さい。

A:キーワードで言いますと「シンプル」になります。利用者にとってシンプルであることが大事だと考えています。

電子的な請求書もアナログな請求書も送ることができる

Q:御社サービスの一押しのポイントはありますか?

A:請求書を簡単に作って送ることができるのがポイントです。電子的な請求書もアナログな請求書も送ることができるため、請求書業務の効率化をすることができます。個人事業主の方から中小企業、上場している企業の事業部などでも利用されています。最近では中日ドラゴンズ様にも導入いただきました。また、エクセルで管理していた請求書をクラウドに移行しているケースも多いです。

01_だれにでも簡単な請求書管理サービス
図1:だれにでも簡単な請求書管理サービス

取引の流れをクラウド化したサービスはオンリーワン

Q:想定しているコンペティターはありますか?

A:よく会計サービスと比較されることが多いのですが、弊社のサービスは見積書から請求書までの取引の流れをクラウド化したサービスであるため、会計サービスとは異なると考えています。取引の流れのクラウド化の点では、コンペティターは今のところおりません。

iOSアプリはSwiftで

Q:主要な使用言語、開発環境について教えて下さい。

A:プログラミング言語としてはRuby、Ruby on Railsを使っています。また、リリースしたばかりのiOSアプリはSwiftで実装しています。インフラはAWSを使っています。

請求書業務をアプリだけで完結

Q:今後力を入れていく分野、機能について教えて下さい。

A:Webでは順調に登録者が増えてきています。その一方で、PCなどをあまり利用しない方に使っていただきたいと考えています。具体的には、iOSアプリを使って請求書の作成ができるようになったり、会計データと繋げることでPCがなくても請求書に関する業務がアプリだけで完結できるようにしていきたいです。また、売上の回収保証という保険のようなサービスも開始しました。これはクラウドならではのサービスです。

本来あるべき形が実現できているので、今後は請求書業務の未来のサービスの形に力を入れていきたいと考えています。

02_請求書の一括作成(CSVアップロード)
図2:請求書の一括作成(CSVアップロード)

人が実際に手を動かす業務は無くならない

Q:注目しているスタートアップはありますか?

A:日本ですと、スキャンマンという会社が気になっています。スキャンマンは、連絡すると実際に来てくれて、会社の名刺などのスキャンを代行してくれるサービスです。人口知能などテクノロジーが進化していくと、専門職がどんどん無くなっていくでしょう。最終的に人が手を動かす部分は無くならないため、今後このようなサービスが増えていくのではないかと考えています。

海外では、配車サービスのUberなどですね。Uberは高いUXが注目されていますが、結果として就業が難しかった移民の雇用を創出するなど新しい市場を作っている点が非常に面白いです。

従業員は現在8名の少数精鋭で個人事業主から上場企業まで幅広い層に利用されているMisoca。iOSアプリでさらに使い勝手が向上することで今後の成長が期待できるスタートアップ企業だと感じました。