今回は、食物アレルギーとアトピー性皮膚炎の情報提供サービス「アレルギーチェッカー」とアレルギーの方の除去食や代替食検索、購入ができる「クミタス」を運営している株式会社ウィルモアの石川麻由代表に話を伺いました。

アレルギーは予防できる

Q:アレルギーチェッカーやクミタスのポイントはどこにあるのでしょうか?
A:どちらのサービスも予防xITをキーワードにサービスを展開しています。風邪や腰痛など予防する対象は様々ですが、因果関係に根拠がなかったり、何を取り入れているかには個人差があります。しかし、アレルギーは、アレルギーの元となる物質を食べないことで確実に予防ができるのです。アレルギーチェッカーには、72,000件のデータがあり、個人で管理しなくても検索をして探すことができます。

アレルギーチェッカーの設定画面
図1:アレルギーチェッカーの設定画面

33万人が利用

Q:サービスを立ち上げたきっかけは何でしょうか?
A:まず、元々私自身がアレルギーを持っていた経験があり、小さい頃親がアレルギーとなる食品を避けるためにいろいろと苦労していたことがあります。また、先進国では特にアレルギーの患者がとても増えており、そのような状況に対応するサービスがなく、需要はあるけれど、供給が追いついていないという状況でした。

日本では、30〜40%程度の家庭でアレルギー疾患を持っている方がいるというデータが出ています。アレルギーになると、最低でも数年付き合っていく必要があります。1億3千万人が関わるサービスではありませんが、最低でも3千万人が数年使うサービス領域だと考えています。クミタスはこれまでの33万人の方に利用いただいていて、年々利用者が増えています。

72,000件の独自食品DB

Q:競合となるサービスはありますでしょうか?
A:カロリーや栄養情報を保有する企業や活用するサービスはありますが、原材料や原産地、JANコードまでを含めた商品情報72,000件の食品DB(データベース)を保有し、データから条件に応じた検索ソリューションサービスを展開している企業としてはオンリーワンポジションであるかと思います。

食事制限をしている人が食品を探して購入できる「クミタス」
図2:食事制限をしている人が食品を探して購入できる「クミタス」

主婦が使いやすいサービスを追及

Q:今後、力を入れていきたいサービスや機能について教えてください。
A:アレルギーの食品管理は、子どもの親が行うことが非常に多いです。アレルギーチェッカーの利用者は主婦の方が多く、主婦の方が使い易いサービスであることを意識しながら、付加価値をつけていきたいと考えています。

また、これまではコンシューマ向けのサービスをメインに提供してきましたが、今後は企業側のニーズを組んだサービスに力を入れていく予定です。その中でもっとも重要なことは、店頭でのリアルなタッチポイントでの展開です。食品会社だけではなくて、飲食関連の店舗や店頭とコラボレーションを行っていきたいと考えています。

子どもの頃のアレルギーは原因を突き止めるのが難しく、またアレルギーの元となる物質がわかっても、食品を探すのが大変です。アレルギーチェッカーは、iOSアプリやAndroidアプリが提供されていますので、ぜひチェックしてみてください。

今後も使いやすさを重視したサービスに期待したいと思います。