うんちで健康管理するただ一つのアプリ「ウンログ」をリリースしているウンログ株式会社の代表取締役 田口 敬さんに、ウンログの特徴や新サービス展開について話を伺いました。

セルフヘルスケアで体調不良の兆候をキャッチ

Q:ウンログを語る上で重要なキーワードは何でしょうか?
A:自分の体調への気づきを与える「セルフヘルスケア」です。これまでのヘルスケアは、お医者さんや専門家の方に任せきりになってしまっていて、例えば健康診断に行かないと自分の健康状態がわからないという状況でした。それがウンログのアプリでデータを記録していくことで、自分の健康状態を自分で知ることができるようになります。自分自身の体について敏感になり、風邪の兆候や体調不良などに気づきやすくなるのです。

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図1:すっきり出してお腹ペッコリ(ウンログアプリ)

楽しさと続けやすさを重視したウンログ

Q:ウンログの特徴はどこにあるのでしょうか?
A:ヘルスケアアプリは、専門家がアプリ制作の企画に関わっていることから、ロジックに基づいたサービスが多いのが特徴です。正しい理論に基づいていますので、それに従って健康管理をした方が良いのは確かなのですが、継続という観点で見ると入力項目が多かったり、データ投入が大変だったりと、続けるのが難しいということがわかっています。

ウンログでは、女性のユーザが95%と高いこともあり、かわいいキャラクターやわかりやすさを重視し、楽しく続けられるという点を意識して作成しています。

更新スピードを意識した開発

Q:主要テクノロジーについて教えてください。
A:iOSアプリのウンログはObjective-Cで開発しておりますが、Html5によるハイブリッド開発のApache Cordovaへ移行中です。ワンソースでiOSアプリとAndroidアプリが作成できるためです。弊社ではウンログ以外にもウンドッグオハログといったアプリも開発しており、2週間に1回ほどの更新をしています。その更新スピードを維持するために、Apache Cordovaを選択しました。

またフロントエンドは、OnsenUI+AngularJSを使っています。サーバ側はインフラにAWS、Apiなどの部分はPHPのフレームワークLaravelを使っています。

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図2:お通じあるあるうんトーーク(ウンログアプリ)

AIによる腸活提案、トイレのIOT連携、腸内細菌叢DNA解析サービス

Q:今後力を入れていきたい機能や分野はありますか?
A:1つ目は機械学習による腸活の提案機能です。ウンログの場合、便秘で悩んでいる方が多いのが特徴です。そこで便秘が解決できたユーザのデータを収集し、性別や年齢、職業などでクラスタ化して、同じような状況の方に解決策を提案していく機能を追加していきたいと考えています。

2つ目は、iBeaconを使ったペットのトイレとスマートフォンの連携機能です。例えば、猫のトイレの状況を自動で取得して、そのデータをスマートフォンから確認できるというサービスです。会社や出先に居ながら、家のペットの状況を確認することができます。ペットや赤ちゃんに対するヘルスケアというのは、自分自身の健康よりも感心が高いことが分かっているため、今後力を入れていきたい分野ですね。

3つ目は、腸内細菌叢DNA解析サービスです。ヒトの腸内に生息する1000種類の菌を、例えばxx菌が△%、○○菌が□%というデータを解析して、体質や健康状態を評価するサービスです。現在、鋭意サービス準備中です。また、すべてのサービスの基礎となるウンログのコミュニティについては、今後も継続して活性化と強化を続けていきたいと考えています。

世界でも例がないうんちで健康管理するウンログを中心に、AIによる腸活提案、トイレのIOT連携、腸内細菌叢DNA解析サービスといった新サービスを次々と仕掛けるウンログ株式会社。新しいヘルスケアの形「セルフヘルスケア」が定着する日も近いかもしれません。