今回はダイエットサポートアプリ「Noom(ヌーム) コーチ」の日本法人代表 宜保陽子さんに話を伺いしました。世界累計3,500万ダウンロードされており、Google Playの健康&フィットネスカテゴリで22ヶ月連続売上1位を記録し、またユーザー平均マイナス5kgのダイエットに成功している注目のアプリケーションです。

キーワードは「パーソナルコーチング」

Q:Noom コーチを語る上で重要なキーワードは何でしょうか?
A:Noom コーチとは、スマートフォンがあなたのパーソナルダイエットコーチになるアプリです。キーワードは「パーソナルコーチング」となります。ユーザが入力した食事データや運動の記録を行うことで、その人のダイエットに最適な情報を提供してくれるコーチのようなアプリです。

もともとNoomは、運動のトラッキングアプリとして2008年にスタートしました。2011年にさらに食事データを記録できるNoom コーチにプロダクトを強化し、それまで蓄積したノウハウを元に適切なタイミングでコーチングしてくれるアルゴリズムを備えています。

Noom コーチアプリのホーム画面
図1:Noom コーチアプリのホーム画面

ストレスフリーで続けやすい

Q:Noom コーチの特徴はなんでしょうか?
A:Noom コーチの最大の特徴はストレスフリーで続けやすいという点です。食事のデータ管理をしている人は、管理をしていない人に比べてダイエットの効果に2倍ほど差が出ます。しかし、健康管理やダイエットのために食事のデータを記録していくのは、とても大変ですよね。

Noom コーチでは、一般的な食品や料理だけでなく、コンビニやファミレスの商品のデータが約11万件登録されています。ユーザはそこから商品を選ぶだけで食事データを登録することが可能です。さらに、それまで登録したデータと日本人の全体の登録データからサジェストしてくれる食事予測機能があり、使えば使うほどデータの入力がしやすくなります。これらの機能によってデータ入力のストレスを大幅に軽減することができるため、食事データの記録が続けやすいのです。

ダッシュボード機能で法人向けサービスの強化

Q:競合となるサービスはありますか?
A:ヘルスケアという大きなくくりで考えると、カロリーを記録するサービスや運動を記録するサービスなどがあり、機能面で似ている部分はありますが、アプリでコーチングまでしてくれるサービスはあまりないと考えています。

Q:今後強化していきたい機能やサービスはありますか?
A:今後は法人向けのサービス「Noom Health(ヌーム ヘルス)」の展開を強化していきます。アメリカと韓国では先行リリースし、日本でもつい先日提供を開始しました。Noomのアプリを健康経営をはじめとして健康管理が必要な対象者に使ってもらい、それを管理者が効率的・効果的にダッシュボードで管理できるソリューションです。

Noom Health(ヌーム ヘルス)
図2:Noom Health(ヌーム ヘルス)

Q:気になっているスタートアップやサービスはありますか?
A:メディカルの領域のサービスでヘルスケアとは異なるのですが、血糖値や血圧のデータをモバイルと同期するサービスや、運動することで保険料などが戻って来るサービスなどが個人的に気になっています。実際、アメリカのNoom本社ではダイエットや肥満よりもう少しシリアスな疾患を持つ方向けのプログラムなども開発をしています。テクノロジーによってよりよい、新しい患者マネジメントやヘルスケアソリューションのあり方を追求していきたいと思っていますので、こういったサービスはとても注目しています。

ダイエットをアプリで完結できるため、これまで以上にダイエットがしやすい環境が生まれていると感じました。単純にデータを記録するだけでなく、コーチングしてくれるのは、ダイエットをしている人にとって嬉しいサービスですね。今後日本での展開がとても気になるヘルスケアアプリの1つです。

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